10月12日 強風さえなければ小春日和の良い天気♪ ・・・快晴の中、頴原退蔵博士の顕彰碑除幕式が行なわれました。
なぜ?潮騒と何の関連が?っと、思われる方へ・・・今年夏、「地元(上五島)の石を探していて、潮騒さんに行き着いた(^^)d」「ぜひ、上五島石を使って石碑を・・・」話を聞いて、これまた感動!この上五島石の良さ、魅力を理解しての依頼。嬉しかったです(^^)。とはいえかなりの大きさ(原石)を必要とする碑、とにかく力仕事でした。潮騒から石材が運ばれて行った後もあの石はどうなっているだろうか・・・?などと思っていたところ、完成し除幕式が行なわれるとの通知があり、この日に至ったというわけです(^^;)私自身、恥ずかしながら博士の事については無知・・・勉強不足(><;)その後、様々なことを知りました(^^)
建立デザインを手掛けられた木下氏からは碑デザインに関していろいろなことをお聞きすることができました(^^)
それらを、写真を交えてご紹介したいと思います。













顕彰碑建立に携わった多くの方々が除幕の瞬間に観喜
待ちに待った除幕。皆さんの想いが形となって
現れた瞬間です。
碑のデザインをされた木下氏
碑のデザインに関して様々な話を聞くことができました(^^)その内容を皆様にも・・・図々しい要望に快く承諾していただけました。写真を交えてご紹介させていただきます。

地元小学生も、碑の建立にあたり参加されました。


碑のデザインを行なうにあたり、出された条件は多々ありますが、一番は地元の大人から子供まで多くの方の協力を頂きながら建立できれば・・・とのことで木下氏が考案されたのは、
近代文学の研究者であり、特に蕪村、芭蕉の研究者として名高い頴原退蔵博士の顕彰に相応しく、質素な造形の中にもメリハリある顕彰碑のデザインとの案をもとに様々な思いを込めた碑が建立されました。(台座と碑の詳細に関しては下写真にて紹介)

碑は、切石による三角柱
地元の石材(上五島石)

ガラス質の多い大理石等は使用せず、やがて苔が生える石材が、蕪村、芭蕉の侘び寂の研究をされた頴原博士の顕彰に相応しい。


  台座は、古墳を思わせる半球型、真上から見ると、太陽のコロナのイメージでもあり、この造形は開放感と発展性をイメージするもの。
@碑の正面   A碑左面   B碑後面 半球の台座の回りはグリーンのベルトで囲まれている。


地元小学生がオオウラ海岸から集めた玉石の数々は、波に削られ丸みをおびている。
   
  碑文は三角柱の稜が正面に来ることにより、左右の面は後方に無限の広がりを意味し、自然石と切り石の組み合わせによって、開放感と発展性をイメージする中に研究者としての厳しさをも表現するイメージです。



























〜コラム〜 頴原退蔵顕彰之碑